「メンバーに主体性がない」と思ったら、必ずやるべき事3選
指示待ち..涙
- メンバーに主体性がない。
- もっと主体性をもって働いてほしい!
- どうやったら主体性をもって働いてくれるか知りたい!
上記のようなことでお悩みではないですか?
私も以前はそんな事で悩んでいました。
「もっと自分で主体的に仕事をしてくれよ」と嘆いた事が沢山ありました。(笑)
しかし、他責ばかりにもできないので、なぜメンバーに主体性がないのか?を考え、自分にできることを試してきました。
その結果、上司のアクション次第で、メンバーに主体性を持たせることができることを知りました。
今回は、メンバーに主体性を持たせる為に、上司がするべきことを3つご紹介してきます!
それではいきましょう!
主体性とは何か?
まず、主体性とは何か?という事から解説していきます。
辞書で”主体性”を調べると、
「周囲の意見や指示に頼らず、自分自身の考えを軸として問題に取り組む性質」
と説明されています。
平たく言うと、「自分で考えて、行動する事」です。
上司が何も言っていないのに、やるべきことを考えて行動してくれる部下がいると、助かりますよね。
逆に主体性がない人というのは、「上司から言われないと行動ができない人です」
そういった部下がいた場合、どうすればいいのでしょうか?
上司がやるべきことを3つご紹介していきます!
【「メンバーに主体性がない」と思ったら、必ずやるべき事】
①全体像を見せる
「全体像を見せる」ことは、主体性を持ってもらう為にとても有効です。
家で言えば、完成形をみてもらうという事です。
ゴールは何なのか?という目的を理解できると、その為に必要な行動を考えやすくなります。
逆に全体像が見えていないと、目的がわかっていないので、自分で考えて行動をしにくくなります。
例えばカレーを作るのがゴールで、自分が野菜を切る担当だったとします。
もし、カレーを作るというゴールを理解できていなかった場合、どうなるでしょうか?
野菜を切る以外の事を自ら考えて、行動するのは難しいですよね。
カレーを作るというゴールを理解した場合、
カレーであれば野菜をどのように切ったら美味しいかを調べるかもしれませんし、
切った後に野菜を炒める順番に並べる事なんかも、するかもしれません。
全体像を見せる事は、主体的に考えて動きやすくします。
仕事の全体像を見せて、主体性を持ちやすい状況をつくってあげましょう!
②自己決定権を与える
人には、自らの目標や行動を自ら決めたいという意思が備わっています。
逆に、決定の自由を脅かされると、人は無意識レベルで反発したり、モチベーションを低下させたりします。
この反発を心理学では「心理的リアクタンス」と呼びます。
特に重要なものは、「目標」の自己決定です。
多くの方が、これまでの経験を通じて、
「自分で決めた目標や方針のほうが、人から与えられた目標や方針よりも主体的に取り組める」ということをご存じかと思います。
もちろん、業績目標に関しては、組織としてやってほしい数値もあると思います。
しかし、目標を上から一方的に「与える」のではなく、部下に考えさせ、最終的には自分で選択させることが、主体性をもって考えて行動することに繋がります。
目標を自分で選択してもらい、主体性を持ってもらいましょう!
③課題解決の方法を教える
仕事は課題解決の連続です。
「主体性をもって考え、行動してほしい=上司に言われなくても自分で課題解決をしてほしい」という事でもあります。
そもそも仕事、そのものである課題解決のやり方がわからないので、自ら考えて、行動できていない可能性があります。
経験上、課題解決の方法を知ると、いきなり主体性をもって自ら考えて行動し始める人もいます。
しかし、課題解決の方法を習得するのは、非常に難しいです。
ですので、最初は一緒に課題解決をしていく必要があります。
一緒に課題を考えて、原因の仮説を立てて、解決策の仮説を立てて、実行、検証する。
この一連の流れのサポートをする必要があります。
部下が「課題解決ってこうやってしていくんだ!」と理解できた頃には、主体的に自分で考えて行動してくれるかもしれません。
【まとめ】
今回は、”「メンバーに主体性がない」と思ったら、必ずやるべき事3選”をご紹介してきました。
ざっくりまとめると以下のようになります。
- ■主体性とは、自ら考えて行動する事。
- ■メンバーに主体性をもってもらう為には以下の3点が有効。
- ①全体像を見せる
- ②自己決定権を与える
- ③課題解決の方法を教える
「うちの部下は、主体性がない」と嘆きたくなったら、メンバーが主体的になりやすい環境を作りましょう!それはリーダーのお仕事だと思います。
自分じゃないと出来ないと思い込んで、人に任せられないという悩みをもつリーダーの話もよくお聞きします。メンバーを信じてガンガン任せていきましょう。
最後まで読んで下さり、ありがとうございました。