新規事業にすぐ使えるフレームワークを解説!

らっこ

新規事業に挑戦してみたい…

時代は変化しているけどこのままでいいんだろうか。既存のビジネスにワクワクしない。

この様な悩みもありますよね。

この記事は、このような方におすすめです。

  • ビジネスをやっているけどワクワクしない
  • 新しい事をはじめていきたい
  • フレームワークを活用して新規事業を考えたい
  • 新規事業に有効な進め方を知りたい

今回は、新規事業のアイデアをカタチにしたり、具体的に進める効果的な方法を紹介していきます!

目次

「新規事業」を行う意義

そもそも、なぜ新規事業を行うのでしょうか。新規事業には以下のような意義があります。

・事業を持続的に発展させる

テクノロジーの発展により年々環境の変化が激しくなっています。また新型コロナウイルスにより新たな習慣や新たなニーズが生まれるなど事業環境の変化は目まぐるしいものとなっています。

この変化のスピードはより加速していくものと考えています。このような環境の中で、従来のやり方が通用しなくなり衰退していく可能性もまた大きくなっています。

事業を継続、発展させるための打開策が「新規事業」の意義です。

・ワクワクする

「ワクワクする」なんてそのような事で、、、と思われた方もいらっしゃるかもしれませんね。

しかし、スモールカンパニーやフリーランスの世界では、経営者のモチベーションは事業に大きく影響してきます。

ワクワクするような未来を想像しながら仕事ができるというのは重要な要素です。高いモチベーションを維持しながら仕事をする上で「新規事業」がワクワクを生み出してくれます。

・リーダーを育成する

日々の仕事の中で、従業員が経営者目線を持つ事は容易ではありません。

新規事業開発のプロセスは、アイデアを発展させ事業計画に落とし込みをしていく事になります。

さまざまな困難を乗り越えていく中で、企業を担う次世代のリーダーが育ちます。

リーダーの育成に「新規事業」は有効な手段になります。

新規事業のアイデアの出し方

新規事業のアイデアの出し方には沢山のフレームワークや手法が提唱されています。

孫正義氏の「強制連想法」や「オズボーンのチェックリスト」、どれも有効ですが最も基礎ですぐに使えるフレームワークは「誰に・何を・どのように」だと考えています。

ダウンロードして自由にご活用ください。

実際に前職で企画を考える際にこのフレームワークを利用しました。

前職では、大企業の経理部門向けにカスタマイズ可能な債権管理・入金消し込みソフトの企画販売を行っておりましたが、新規事業として、クラウド事業を立ち上げユーザー数を大幅に伸ばす事ができました。

例)入金消込ソフト「V-ONEクラウド」の場合(経理向けの入金処理ソフト)

まずは、新規事業を考える時にまずは「誰に、何を、どのように」を考えていくと進め方や課題を想像する事ができます。

それが実行可能性などを深堀する議論に繋がっていきます。シンプルですが即効性のあるフレームワークなので是非使ってみてください。思考に染み付くまで繰り返し行っていく事が大切です。

落ち入りやすい新規事業の罠                                                               

新規事業を考える際、落ち入り安い罠として、自社の資産を利用しないでアイデアを出してしまい強みが活かせず失敗してしまうという事があります。

今までと違う顧客に新しい製品を世の中に出していくという事はワクワクしますし、実行してみたい気持ちはわかりますが、はっきり言って難易度が高いです。

新規事業のアイデアを出す時は、「既存の商品のターゲット顧客を変える」「既存顧客に新商品を販売する」かのどちらかを強くおすすめします。

「誰に・何を・どのように」を考えるコツは下の図の「難易度中」を考える事です。

新規事業に役立つフレームワークSNHS(エス・エヌ・エイチ・エス)

新規事業のアイデアを落とし込むのに、どう販売していくのか成約導線を考える必要があります。多くの場合、自分の作りたい商品やサービスを作れば売れると思っていたりしますがそんな簡単ではありません。

リソースを多分に抱えている大企業ならともかく、社運をかける新規事業を仕掛けていくのには、まず「どう売っていくのか」戦略を立ててからはじめる事をおすすめします。

ここで、ご紹介したいのが、新規事業に役立つSNHSです。(ちなみに「SNHS」は著者が勝手に命名してますのでご了承ください。)

この新規事業推進シートは事業が進んでいく中で立ち止まって整理するのにも役立ちます。

現在行っている、自社のサービスを当てはめてみると成約導線を俯瞰してみる事が出来ます。どこにリソース配分すべきかが整理されます。営業戦略を考えるのにもおすすめのフレームワークです。

基本戦略は、S⇨N⇨H⇨Sのどの導線を太くすべきか?を考える事となります。多くの場合「S:知り合う」施策を考えてしまい増やしてしまいがちですが、「N:仲良くなる」や「H:ホットにする」施策が考えられていないために、「S:商談」へ繋がっていない場合があります。

そこに気づかせてくれるフレームワークになります。定期的に見直す事で、成功確率がを上げる事が可能ですので、是非試してみてくださいね。

雛形をダウンロード出来ますので、ご自由に利用ください。

実際にこのシートに当てはめて落とし込みをしていくと、新規事業の解像度も上がっていくはずです。このタイミングで別のアイデアがでてくる事もあります。

新規事業に失敗する理由

そもそも難易度の高い新規事業ですが、失敗するケースを知っておく事で成功確率が上げる事ができます。

ここでは、新規事業が失敗する場合によくある失敗理由を列挙します。

調査不足で進めてしまう

マーケット、顧客ニーズ、競合などの分析を怠って、ジャストアイデアで新規事業を進めてしまうと顧客のニーズと乖離した商品が出来上がり、売れない商品を多大なコストをかけて作っていた。という事になりかねません。

慎重に行っても行いすぎるという事はありません。(googleやAppleでも失敗する事があります)

モチベーションが切れてしまう

経営者の新規事業に対するモチベーションが低くなってしまうと、社内稟議や意思決定にも遅れを生じます。結果として、新企業開発を行うメンバーのモチベーションも下がってしまいます。

新規事業はスピードが重要なポイントになりますので、責任者自身の情熱こそが成功の鍵になるという認識をもつ必要があります。

リソース確保が柔軟に行えない

事業開発を行うのに兼任で進めてしまい、業務が忙しくて新規事業が進まないというケースが散見されます。また、新規事業では、当初決めた予算外の投資が必要となる事が多々あります。

新規事業に挑戦する場合は、いずれにせよ撤退ラインを決めてリソース確保が柔軟に行える環境で行う必要があります。

経験不足で進まない、企画倒れ

事業開発の経験者が社内に揃っている。というケースは稀だと思います。初めて新規事業を進めていく場合は、社内の知識だけにこだわらず、社外からリソースを調達するのも良い手段です。

伴走してくれる新規事業の立ち上げに強いコンサル会社もありますので、検討してみるのも手だと思います。

まとめ

ここまでで新規事業の立ち上げに使えるフレームワークや、新規事業が失敗する理由について解説しました。

成功するには失敗の原因を潰し切って、情熱を持ち続ける事以外にないのかもしれませんね。

是非、新規事業を成功させましょう!

  • 「新規事業」を行う意義
    1. 事業を持続的に発展させる
    2. ワクワクする
    3. リーダーを育成する
  • 新規事業のアイデアの出し方
  • 誰に・何を・どのように
  • 落ち入りやすい新規事業の罠
  • 新規事業に役立つフレームワークSNHS(エス・エヌ・エイチ・エス)
  • 新規事業に失敗する理由
    1. 調査不足で進めてしまう
    2. モチベーションが切れてしまう
    3. リソース確保が柔軟に行えない
    4. 経験不足で進まない、企画倒れ

最後までお読みいただきありがとうございました!

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