【部下がグングン育つ】1on1ミーティング、進め方のポイント!
1on1いきなりやれ、言われても…
- 会社に言われて、1on1ミーティングをやっている。
- しかし、実際にどう進めれば良いのか?何を話せば良いのかが、よくわかっていない。
- 部下を効果的に成長させるような1on1ミーティングにしたい!
このような事で悩んだことはありませんか?
今回は、”1on1ミーティング、進め方のポイント!”を解説していきます!
最近は、人材育成の為に1on1ミーティングを導入している会社も多いですよね。
1on1ミーティングを支援するクラウドサービスもでてきています。コミュニケーションツールを提供するUnipos株式会社の2021年5月の調査では、1on1を「月1回実施している企業」は75%との事でした。
1on1は、上手く活用できればポジティブな結果を生むことが期待できます。
けれど、やり方や進め方はそれぞれに任せる。という会社もかなり多いのではないでしょうか?
任された側は、とりあえずやってみるけど、上手く話が嚙み合わなかったりして悩んでいる方が多い印象です。
1on1ミーティングは効果的なやり方、進め方をしないと、上司と部下、お互いにとって”ただのめんどくさい面談”になってしまい、ネガティブな影響がでてしまいます。
私も最初は上手くいかずに”ただのめんどくさい面談”になってしまっていましたが、1on1ミーティングを学んでいくにつれ、とても有意義な時間へ変わっていきました。
読み終わった後にしっかり実践すれば、効果的な1on1ミーティングの運営をすることができるでしょう。
それでは解説していきます!
1on1ミーティングとは?
1on1ミーティングとは、基本的に上司と部下による1対1の定期的な対話です。
目的は「部下が自らの現状を把握して、理想に向けて行動をできるようにする事」です。
つまり、上司はその成長の支援をする事が役割。
あくまでも1on1ミーティングの主役は上司ではなく、部下です!
この大前提に注意しておきましょう!
【1on1ミーティングが難しい理由】
1on1で多くの上司が悩んでいるのは、なぜでしょうか?
その理由の1つは、過去に頻繁に面談を、受けてこなかった上司が多いからです。
「自分が頻繁に面談を受けてきた人」は、「受けてこなかった人」に比べて、部下側の気持ちも理解しやすいですし、ミーティング全体のイメージもつきやすいです。
逆に「受けてこなかった人」は、どうしても部下の気持ちが理解できなかったり、ミーティング全体のイメージがつきにくい傾向にあります。
では、受けてこなかった人たちは、1on1ミーティングが一生、上手くできないのか?というとそんな事はありません。
効果的に行う方法を学んでいけば、必ずできるようになっていきます。
それでは、進め方のポイントを学んでいきましょう!
1on1ミーティング、進め方のポイント
ポイント① 信頼関係構築
1on1ミーティングをする上で重要なのが部下との信頼関係です。
上司と部下の関係とはいえ、根本は人間同士の関係です。
お互いに信頼できていない関係では、効果的な1on1を行う事は難しいです。
しかし、信頼関係を構築する為に具体的に何を話せばいいのか?って結構難しいですよね。
そこでオススメのやり方を2つ紹介していきます!
プライベート相互理解
部下の仕事以外での顔をどのくらい知っているか?話してもらえているか?というのは、信頼関係に大きな影響を与えます。
そのためには、プライベートの相互理解する必要があります。
例えば1on1ミーティングの冒頭に、
「週末なにしてたのー?」
「最近、面白い本あった?」←本をよく読んでいる人に
などのように仕事以外の話をします。※最初は答えやすい、軽い質問がいいですね。
あまり自分の事を語りたがらない部下には、”自己開示”をするのもありです。
”自己開示”とは自分が先にオープンになる事で、相手をオープンにさせるテクニックです。
まず自分のプライベートの話をして、そのあとに話を振ると意外とオープンに話してくれるので、やってみてください!
自己開示しすぎてタイムリミット、という事にならないように注意してくださいねw
健康ヒアリング
心身の状態や業務量、業務時間などを確認します。
人間は、仕事をしていくなかでどうしてもプレッシャーを感じすぎてしまって、メンタルが病んでしまったり、体調を崩してしまったりする事があります。
怖いのは、そのSOSに気づかずに問題が大きくなってしまう事です。
うつ病などになった場合には、簡単には仕事に復帰できませんし、その人の人生を左右する事になります。
つまり、どれだけ芽が小さいうちに摘んでおけるか?が重要です。
そのSOSに気づく為にヒアリングをします。
例えば、
「最近、業務量多くて帰るの遅くなっちゃてるけど、睡眠取れてる?」
「季節の変わり目だけど体調とか崩してない?」
「あの案件、忙しいけど、楽しくやれてる?」
などと、心身の状態や業務量、業務時間について質問します。
どこかに問題があるのであれば、一緒に悩んで解決策を考えます。
そうすることで部下は「自分を大切にしようとしてくれている」と感じ、信頼してもらえるようになります。
健康のヒアリングをして、信頼関係を構築していきましょう!
ポイント② 成長支援
Unipos株式会社の調査では、実施している企業でも「業務進捗の進捗管理の場」としての役割として満足はしているものの、「成長支援の場」としての満足度は低いとの結果になっています。
この調査結果からもわかるように、部下の「成長支援の場」としていく事が求められています。
部下の成長を促すためには、「1on1のやり方」がとても重要です。
1on1ミーティングでは具体的にどのような成長支援をするのか?
部下に考えさせる質問をする
事です。「部下が自分で現状の課題を考えて、解決策を実行し、成長していける状態」になってくれると、上司として助かりますよね。
会社にとっても、部下自身としても理想的な状態と言えます。
そうなるためには、自分で考える必要があり、その支援を上司が1on1ミーティングで行います。
具体的には以下の2項目です。
- 現状整理
- 目標設定
それぞれ1つずつ説明していきます!
(1)現状整理
まず部下の仕事の現状を言語化し整理していきます。
意識しなければいけない事は「アドバイスを我慢する」という事
【例】
上司 「最近、仕事で困っている事はありますか?」
部下 「アポイント数が低迷してしまっています」
上司 「たしかに最近、ちょっと低めだね。こうやっていきたい、とか考えてるの?」
部下 「テレアポの時間が取れていなかったので、増やします」
上司 「いいね!ちなみにテレアポを増やす以外にアポイント数を増やす方法はあるかな?」
部下 「えーと、、、」
などのように相手に考えさせるような質問を重ねて、現状を深堀していきます。
こうすることで上司がアドバイスをして、部下が聞くだけではなく、自ら思考する事で思考のトレーニングになります。
これを継続していく事で、自分で課題を解決していけるような部下に育っていきます。
更に自分で思考することで、部下は当事者意識を持つようになり、モチベーションが高まる事も期待できます。
また、高い当事者意識は、問題や課題を「自分ごと」として捉えるようになるため活発な意見がでるようになり、健全な競争意識を熟成し強い組織をつくると言われています。
アドバイスを我慢して、相手に考えさせる質問を重ねていきましょう!
(2)目標設定
続いて、目標設定のサポートをしていきます。
基本的には部下自身に決めてもらうのですが、「SMARTの法則」を適応させた目標になるようにサポートをします。
SMARTの法則とは、目標達成の可能性を高めるために効果的な目標設定方法のことです。
この法則を適用し目標設定する事で、パフォーマンスが向上する事がさまざまな研究により分かっています。
SMARTの法則は以下の5つの要素で構成されています。
「Specific」(具体性)→目標、アクションが具体的であるか?
「Measurable」(計量性)→目標が測定可能であるか?
「Achievable」(達成可能性)→現実的に達成可能であるか?
「Realistic」Relevant(関連性)→会社の目標、チームの目標と紐づいているか?
「Time-bound」(期限)→達成の期限はあるか?
それぞれ、適応していない項目があれば、一緒に照らし合わせて目標の精度を高めていきます。
「SMARTの法則」を適応させる事で目標が形骸化する可能性が格段に低くなります。
意味のある目標を作っていけるようにサポートしましょう!
まとめ
今回は、”1on1ミーティング、進め方のポイント!”をご紹介してきました!
進め方のポイントは以下の通りです。
- ・冒頭に「プライベート相互理解」「健康ヒアリング」をしよう!(信頼関係構築)
- ・現状整理の為に、部下に考えさせる質問を投げかけて深堀しよう!
- ・目標は “SMARTの法則”に沿って決められるようにサポートしよう!
1on1ミーティングを効果的に運営して、部下にグングン育ってもらいましょう!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
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